金融メディア編集長です。
先ほど発表されたFRB(米連邦準備制度理事会)の重要な決定と、それが仮想通貨市場に与える影響をサクッと解説します。
今回は「金利据え置き」でしたが、市場が注目しているのは別の動きでした。それは「ドル安」です。
■今日の最重要ポイント(3行まとめ)
- FRBは市場の予想通り、政策金利を据え置きました(利下げは見送り)。
- しかし、最近の急激な「ドル安」が、実質的な金融緩和(イージング)の役割を果たし始めています。
- このドル安こそが、ビットコイン(BTC)や仮想通貨市場の期待感を高める新たな燃料になっている、との議論が活発化しています。
■なぜ金利据え置きなのに「緩和」ムード?
金利を据え置いたということは、公式には引き締めを継続しているように見えます。しかし、ドルが弱くなると、こんな効果が出てきます。
- 輸入物価の上昇抑制:ドルが弱くなると、海外からモノを買う際のコストが相対的に安くなります。
- リスク資産の魅力アップ:ドル建ての資産(国債など)よりも、成長性が見込めるリスク資産(株や仮想通貨)にお金が流れやすくなります。
市場の専門家は、「FRBが金利を下げなくても、ドルが勝手に金融緩和をしている状態だ」と見ています。
■ビットコイン・仮想通貨への影響は?
ドル安は、ビットコイン投資家にとって非常に大きなプラス材料です。
- ヘッジ需要の高まり:法定通貨であるドルが弱体化すると、供給量が限定されているビットコインは「デジタル・ゴールド」として価値を保全する手段(インフレヘッジ)として注目されやすいです。
- 流動性の向上:市場にジャブジャブお金が供給されている状態(緩和ムード)は、ボラティリティが高い仮想通貨市場全体にお金が流れ込みやすくなります。
- FRBの政策期待:金利据え置きの後にドル安が進んだことで、「FRBはいずれ利下げに踏み切る」という市場の期待が再燃しています。
【編集長コメント】
今回のFRB会合は、金利決定そのものよりも、その後の市場の「ドルに対する反応」が重要でした。
ドル安が継続する限り、ビットコインを中心としたリスク資産への資金流入期待は高まり続けます。
今後のドル/円、そしてBTC/USDの動きをセットでチェックしましょう。
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